フルートの呼吸法!息に欠かせない3つの要素
フルートの呼吸法で欠かせないのが腹式呼吸。
腹式呼吸は腹部を動かし横隔膜を上下させることによって、大きく呼吸する方法です。
息を吸うのにしたがい横隔膜が下がることによって胸郭が下に膨らみおへその周りが膨らみます。
呼吸法には胸式呼吸もありますが、胸の上の方を使って呼吸するので、音が薄く軽い感じなることに気づくと思います。
また、上半身に力が入ってしまい、良い音が出なくなってしまいます。
フルート初心者の方は、無意識に胸式呼吸になりがちになるので、自分の呼吸法をこまめに確認することが大切でしょう。
腹式呼吸は仰向けに寝て呼吸をすれば自然になりますが、フルートを吹くには立った状態で出来なくては演奏ができません。
そこで、フルートを構えて、足元を見て呼吸をすると腹式呼吸になるので、まず下向きに吹いて腹式呼吸ができているのを感じたら少しずつ上体を起こして吹いてみると、お腹や背中全体が膨らむ感じがつかめると思います。
腹式呼吸は単に息を長く保つことができるだけではなく、フルートで良い音を作るには欠かせない呼吸法です。
ちなみに、フルートを演奏する息、つまり楽器を響かせる空気には、圧力とスピード、量の3要素が必要です。
このうち圧力とスピードは音色と音程に、量は音量に関係してきます。
ですが、音色はいいが音量が全然足りないなど、人それぞれ悩みがあると思います。
独学ではなかなか直すのが難しいので、プロ奏者からのレッスンやアドバイス受けることで早期解決に繋がるはずです。