アンブシェアの作り方は?独学で注意すべきこと
フルートのアンブシェアが上手くできていますか?
管楽器を吹くときの唇の形をアンブシェアといいます。
フルートの場合、唇を当てる歌口と角度によってまったく音が変わってしまいます。
フルートのアンブシェアは人によっても違いますが、大事なのはしっかり脱力をし柔軟、且つ安定させるという、3つの要素を兼ね備えていること。
唇の真ん中あたりに小さく穴を保つようにするのが理想でしょう。
そして、そこから真っすぐ息を吹き込みます
正しい、フルートのアンブシェアを身につけることは、良い音を出すためには大切なことなので、初心者の方は尚のことしっかり身につけることが大切です。
そんなフルートのアンブシェアの作り方は、口を閉じて横一文字に結び、下唇がわずかに奥に引っ込めます。
上唇には力を入れないようにし、あらかじめ空気が通る穴をあけるというより、空気が唇を押し広げて穴を開けます。
この唇で作る穴の形状のことをアパチュアと言います。
これを大きくしたり小さくしたりしながら、息のコントロールをしていきます。
綺麗な丸い、あるいは楕円形の穴になるように意識すと良いです。
大きい音を出したい時には、少し小さく緩んだ穴になりますが、音域などによって、反対になる場合もあります。
高音で弱くの意味のピアノ(p)を維持するときにはやや小さい穴にし、低音で柔らかい音にしたい時には大きめの穴というように、様々に変わるのがアパチュアです。
アンブシェアの作り方のポイントなるのは、微笑むようにし、唇の真ん中の米粒をそっと吹き飛ばすイメージで、口の中の形は「オ」の発音の形が基本です。
下唇の赤色の部分と下顎の部分の境目に歌口の手前側のエッジが当たるようにし、歌口は顎に押し付けす、軽く触れるだけにします。
なお、アンブシェアは教本の写真や鏡などで見ることができますが、唇は立体的なので、角度や距離なを正確に見ることは難しいので、独学の人は注意が必要です。